早期治療の必要性について
永久歯が生え揃ってから矯正治療すれば大丈夫だと思っている方もいらっしゃることでしょう。確かに、1本1本の歯をきれいに並べる包括的な矯正治療は、中学生以降に行うことが多いです。しかし、あごが小さくて歯が並びきらないとか、出っ歯や受け口のように上下顎に成長のずれがあるなど、骨格的に問題が生じている場合には、成長期を利用した矯正治療が必要になります。前歯が永久歯に生え代わる6〜7歳頃に、矯正歯科を受診しておくことをおすすめします。
床矯正 |
ヘッドギア |
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あごが小さくて、歯が並びきらないときは、あごを側方拡大します。取り外し可能なので、学校へ行くときや食事のときは、外しておくことができます。 |
出っ歯で、上顎前突のときは、上顎顎外固定を行います。上顎の成長を抑制して、下顎の成長を促します。9〜11歳頃から1年間くらい、就寝時に使用します。 |
フェイシャルマスク |
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受け口で、下顎前突のときは、上顎前方牽引を行います。あごと額を支えにして、上顎の成長を促進します。6〜8歳頃から1年間くらい、就寝時に使用します。 |
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